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2019.4.6
「吉澤さん(弘前)が本県から出品  現代女流書100人展
 
       
「数少ない多字数書作品」と語る
吉澤さん
 第50回現代女流書100人展が8日まで、東京・日本橋高島屋で開かれている。50回の節目を記念し、毎日書道会審査会員以上の100人と、物故会員の遺作を展示しており、本県から弘前市の吉澤秀香さんが出品している。

 中国唐代の詩人・賈島の詩2首を取り上げた吉澤さんの作品は、漢字80字を一気に書き上げたといい「展示されている漢字の書は前衛的で絵のような作品が多い中、多字数書はほとんどない」(吉澤さん)

 最近は後進に道を開くため出品していなかったが節目の今回、主催者側からの依頼で出品した吉澤さんは「年齢を重ねたからこそ書ける字、表現できる線があるそれらを余すところなく書けた」と話した。