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2018.11.26
津軽弁の魅力と創作料理を堪能  高木恭造ナイト
 
       
トークショーで笑顔を見せる山内さん(右)と大岡さん
 本県食材を使い、モダンにアレンジしたフレンチを提供する東京・西新橋の現代青森料理とワインの店「ボワヴェール」(川口かずのりオーナーシェフ)で24日、恒例の津軽弁イベント「高木恭造ナイト」が開かれた。
参加者約30人は方言詩人・高木恭造(青森市出身)を通じて津軽弁の魅力に触れながら、県産食材を使った川口シェフオリジナルの創作料理を堪能した。

 イベントは4回目となり、朗読する高木のレコードを流しスタート。
参加者は高木が生前好んだチキンライスのリゾットや牛ハラミのステーキのほか、風間浦産のサメの刺し身、豊盃の酒かすであえたほうれん草と大間産の水ダコ、八戸産のホヤを使ったパスタなど、数々の料理に舌鼓を打った。

 高木の孫で紀行作家の山内史子さん(青森市出身)が祖父の思い出などを紹介。
三島由紀夫賞、芥川賞作家の大岡玲さんと山内さんのトークショーや、フォークシンガーの三上寛さん(旧小泊村出身)のライブも行われ、店内は青森一色に包まれた。

 川口シェフは「津軽弁の美しさ、青森県の素晴らしさを地元の人に再認識してもらうため、(高木恭造ナイトを)ぜひ青森県でも行いたい」と意気込みを語った。