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2017.2.1
古里への思いなど語る 東京県人会新春懇話会 福田氏(拓大理事長)講演
 
       
東京青森県人会の懇話会で講演する
福田拓殖大学理事長
 東京青森県人会(佐藤英明会長)は29日、東京・飯田橋のホテルで新春みちのく懇話会を開いた。
藤崎町出身で拓殖大学理事長の福田勝幸さん(73)が講師に招かれ、東奥義塾高校時代、新聞配達をしながら通った拓殖大学時代の思い出、古里に対する思いなどを語った。

 今年の県人会活動のスタートとなる懇話会には懇親会と併せて約90人が出席。福田さんの地元からは平田博幸町長も駆け付け、講演に聞き入った。

 福田さんは新聞社の奨学生制度で拓殖大に入学。卒業後に民間企業から拓殖大職員に転職し、総務部長、事務局長などを経て2011年に理事長に就任した。
「道を拓く―故郷のこと、大学のことなど―」と題する講演では、父親の入院でいったん大学進学を諦めたこと、35歳で転職を決意したエピソードなどを披露した。

 最後は、日本の少子化、人口減少問題について「若い人たちがどう対処し、どのようにたくましく生きていくのか。それを教えるのがそれぞれの大学の仕事」と締めくくった。