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2017.1.30
移住の”先輩” 魅力紹介  弘前市東京事務所 初のトークイベント
 
       
経営するコーヒーショップについて語った佐藤さん(中央)
=29日東京・京橋
 弘前市への移住者と語り合う「ひろさき移住トークイベント」が29日、東京・京橋の移住・交流情報ガーデンで開かれた。

同市内でコーヒーショップを経営する佐藤智子さん(41)=秋田市出身=、草木染め・こぎん刺し作家の角舘(かくだて)徳子さん(29)=岩手県宮古市出身=が同市の魅力などを語った。

 イベントは弘前市のひろさき移住サポートセンター東京事務所(野呂智子所長)が主催した。昨年10月の開設後、移住相談者から「実際に移住した“先輩”の話を聞きたい」といった声が数多く寄せられたことから企画し、初の独自イベントとなった。

 同市ではコーヒーの文化が根付いているほか、多様な伝統工芸品もあるため、同市藤代でコーヒーショップ「Hachicafe」を経営する佐藤さん、同市に住み田舎館村で工房を開いている角舘さんを招いた。

 佐藤さんは「弘前は珈琲の街をうたっており(コーヒーショップを経営する上で)魅力のある街」と印象を語った角舘さんは「弘前にはもともと津軽塗打刃物など伝統工芸品が身近にあるため作家を支援する土壌がある」と強調した

 イベントは2部構成で行い、延べ30人以上が来場した。
東京事務所は、3月11日に移住・交流情報ガーデンで「夫婦での移住」をテーマにイベントを開く計画。

 野呂所長は「全国的な移住マッチングイベントなどに参加しつつ、独自のイベントを今後も続けていきたい」とさらなる意欲を示した。