首都圏TOPIX 前の記事 もくじ 次の記事

2016.12.10
アイデア商品多彩に 伝統工芸品テスト販売 「青森展」 注目集める 
 
       

津軽塗など多彩な商品がテスト販売されている
「青森展」=東京・六本木
 県内の伝統工芸品の商品力向上などを目指してテスト販売する企画展「青森展」が東京・六本木の東京ミッドタウンで開かれており、各事業所のアイデア商品などが来場者の注目を集めている。31日まで。

 県が伝統工芸品の販路開拓を支援しようと、「伝統工芸品等首都圏マーケティング事業」(2016〜?年度)の一つとして初めて開いた。

 首都圏で短期間展示・販売する機会はこれまでもたびたびあったが、今回は全国の伝統工芸品を販売している店舗「THE COVER NIPPON」(ジカバー・ニッポン)で今月1日から1カ月間という長期間販売している。

 弘前市や青森市などの計14事業所が参加し、津軽塗、こぎん刺し、アケビ蔓(づる)細工、津軽打刃物、津軽裂織、木工、ガラス細工、陶器などの多彩な商品を並べた。
中には、ふたなどが磁石でくっつく津軽塗の弁当箱、津軽塗と裂織がコラボしたバッグなどアイデア商品が見られる。

 県によると、「THE COVER NIPPON」には伝統工芸品に強い関心を持つ客が多く訪れるため、会期中に商品について意見を聞き、各事業所が商品の改善や新商品開発に生かす。