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201610.30
ねぶた躍動 本県PR 東北復興大祭典が開幕
 
       
勇壮な姿で首都圏の観衆を魅了した青森ねぶた
=29日午後6時30分ごろ、東京都中野区
 「2016東北復興大祭典なかの」が29日、東京都中野区の中野サンプラザ前などを会場に開幕した。今年も本県の関係団体や企業が物産販売、ねぶた運行などを通じて被災地復興への協力を呼び掛けた。30日まで。

 このイベントは東京青森県人会主催の「青森人の祭典」、中野区主催の「東北復興祈念展」を合同開催する形で始まり、今年で5年目となった。

 オープニングセレモニーでは、同祭典実行委員長の佐藤英明同
県人会長が「被災地の方々に目を向け、耳を傾け、心を寄せることがまだまだ求められている。支援をお願いしたい」とあいさつした。

 出店エリアでは約80のブースが県内各地の自慢の食材やグルメを販売。
津軽地方のリンゴ、嶽きみ天ぷら、黒石つゆ焼きそば、鯵ケ沢の焼きイカなどが人気を集めた。

 夕方からは中野サンプラザ近くの路上で青森ねぶたを運行。中型ねぶたの「風雲児信長」をはじめ小型ねぶた4台が「ラッセラー、ラッセラー」と掛け声を上げるハネト、威勢の良い囃子(はやし)方とともに練り歩き、沿道の観衆を魅了した。

 中野区に住む国家公務員稲垣賢司さん(48)は「イベントに来たのは3回目だが、ねぶたは何度見てもきれいだ」と満足した表情で語った。