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2016.9.28
古里弘前を書で表現  書家 赤平さん 個展に津軽弁の詩
 
       
一戸謙三の詩「弘前」を書き写した作品と赤平さん
=東京・銀座
 弘前市出身の書家・赤平泰処(たいしょ)=本名・和順(かずのり)=さん(70)の個展が27日、東京・銀座で始まった。
篆書(てんしょ)や隷書の大作をはじめ、津軽弁の詩を書き写したものなど多彩な作品が来場者を楽しませている。10月2日まで。

 赤平さんは弘前高校を経て大正大学を卒業し、現在は同大名誉教授。
全日本書道連盟評議員などを務め、ニューヨークやパリなど世界各都市の展示会に出品している。

 個展は都内と弘前市で開催しており、今回で7回目。「書の美を求めて」をテーマに83を並べた。

 個展では毎回、津軽弁の詩を書き写した作品を展示し、来場者に読んで聞かせているといい、今回は弘前市出身の詩人・一戸謙三の「弘前(シロサキ)」を詩文書で書いた。
 赤平さんは「生まれ育った場所を書で表現したい思いが強くある」と語った。