全農県本部（ＪＡ全農あおもり）は１日、県産米の「つがるロマン」「まっしぐら」のＰＲタレントとして、ＮＨＫ連続テレビ小説「マッサン」でヒロイン・亀山エリーを演じた米国の女優シャーロット・ケイト・フォックスさん(３０)を起用したと発表した。フォックスさんが登場するテレビコマーシャルを今年秋から首都圏で放映するなどして、両品種の認知度向上と消費拡大を目指す。 つがるロマンなどのＰＲタレントに起用された フォックスさん（中央）と阿保会長（右から２人目）ら ＝１日、東京都内 　　本県全体のコメ生産量の９割以上を占める両品種の売り込み強化が生産者の経営にとって重要な要素の一つ―との考えに基づき、同本部として県産米のＰＲタレントを初めて起用した。 　フォックスさんとの契約は来年６月までの１年間。テレビコマーシャル放映のほか、フォックスさんのポスターやのぼりを作ってＰＲに活用する。 　１日は東京都内で報道陣向けの発表会が開かれ、同本部運営委員会の阿保直延会長が「フォックスさんのクリーンで健康的なイメージが、つがるロマンとまっしぐらにぴったり。フォックスさんの人気にあやかり、両品種も人気が出ることを期待している」とあいさつした。 　コメをイメージした白い衣装で登場したフォックスさんは、つがるロマンとまっしぐらを試食し、「とてもやさしい味だと感じた。安心して実家で食事をしているような気持ちになる」と感想を語り、両品種のＰＲに強い意欲を示した。 　これまでに本県を訪れたことはないが、今回を機に「行ってみたい」と話していた。