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2016.7.2
極彩色の姿が存在感 和のあかり」にミニ山車、面 祭りの迫力PR
 
       
 東京都内の複合施設「目黒雅叙園」で1日、祭りやイルミネーションをテーマにした企画展「和のあかり×百段階段」が始まり、出展された五所川原市の立佞武多、青森ねぶたが迫力あふれる祭りの雰囲気を来場者に伝えている。展示会は8月28日まで。

立佞武多2体を出展した
福士さん(手前右)ら
  同施設などでつくる実行委員会が主催し、昨年に続き2回目。「祭り」「アート」「職人」「伝統芸能」の四つのジャンルを中心に約100点の展示物が並んでいる。

 立佞武多は初の出展で、市役所1階ロビーに展示している「鹿嶋大明神と地震鯰」、立佞武多の館1階に展示中の「津軽十三浦伝説 白髭水と夫婦梵鐘」を展示した。
ともに大きさは祭りで運行される山車の5分の1(高さ約5b)だが、極彩色の姿が十分な存在感を示している。

 五所川原市の立佞武多制作者福士裕朗さんは「展示を誇りに思う。(来場者には)ぜひ地元に足を運んで(運行される山車を)見てほしい」と語った。

 青森ねぶたは昨年に続き2回目の出展となった。
青森市のねぶた師で、師弟関係の内山龍星さんと立田龍宝さんが、東日本大震災の災いを払う閻魔(えんま)大王をテーマに閻魔と鬼の面を展示している。

 実際の山車に使われる面の約2倍あり、その迫力が展示場所の都指定有形文化財「百段階段」の雰囲気と絶妙の調和を見せている。

文化財「百段階段」の部屋と絶妙に調和している
青森ねぶたの面
 青森市は「面は部屋に合うようにイメージして作られ、ねぶたの迫力が十分伝わる」とPRしている。

 6月30日には報道陣向けの内覧会が開かれた。