西館孤清ってご存じ?
弘前城は今年、築城400年を迎え、弘前市ではさまざまな関連事業が展開されている。津軽藩政の中心だった弘前城は貴重な観光資源となっているが、往事の姿を今にとどめることに、大きく寄与した西館孤清(にしだて・こせい)という人物をご存じだろうか−。
その貢献度の割には残された史料に乏しく、これまであまり語られることがなかった孤清にスポットを当て、その遺徳に報いようと9月25日に首都圏在住の研究者らが主催して都内亀戸3丁目の長壽寺で墓前祭が開かれる。
どんなことをした人なの?
幕末、大政奉還から戊辰戦争へと政局は混乱し、諸般は自国の存亡を懸けて動向を見極めようと必死だった。その際、京都屋敷用人を務めていた孤清(平馬)は近衛家から託された朝廷の令書や、勤王に励むようにとの教書を持って帰藩することになる。その際、陸路は官軍によって封鎖されていたため、神戸港で外国の商船を5500両という高額で借り上げて国入りを果たし、中央の形勢の詳細を説いて藩論を勤王に統一させた。
他の東北諸藩は1871年(明治4年)7月の廃藩置県後、城郭の多くが破却された。しかし弘前城の天守がそれを免れた大きな理由は、維新時勤王派だったためとされる。
こうした功績を残した孤清だが、1892年(明治25年)9月15日に没し、長壽寺に葬られた。弘前城築城400年の今年は孤清の没後119年(120回忌)に当たるため、在京有志が墓前祭を執り行うことになった。
西館孤清墓前祭
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日 時 |
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2011年9月25日(日)午後2時から |
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場 所 |
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東京都江東区亀戸3−10−2 長壽寺 |
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参加方法 |
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当日、直接会場へ(長壽寺への問い合わせ不可) |
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参加費用 |
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500円(会場費、茶菓子代を含む) |
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発起人 |
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工藤浩之(前東京青森県人会事務局長) |
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山田晴治(弘前市寒沢町町会長) |
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実行委員会事務局 白浜智子 |
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地図 |
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Google map |
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姉妹ページ |
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万年青年の東京雑感 2008.4.11 |
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