今年も東京の下町を練り歩いた扇ねぷた 　東京都墨田区・両国で１９日、「北斎祭り」が行われ、今年も弘前市が制作した折り畳み式の大型扇ねぷたが出陣した。 迫力ある極彩色のねぷたが練り歩く姿に、沿道の住民は写真を撮影したり、盛んに拍手を送ったりしていた。 　運行には弘前市職員とねぷた参加団体協議会の約７０人に加え、首都圏在住の同市出身者、祭り関係者や地区住民らが参加。 江戸東京博物館前を出発し、ねぷた囃子（ばやし）と「ヤーヤドー」の掛け声を響かせながら、東京スカイツリーを望む約８００�bのコースを練り歩いた。 　運行に先立って行われた出発式で、櫻田宏市長は「弘前から運んできた扇ねぷたは祭り本番でも指折りの大型。鏡絵も見送りも今年の祭りに出陣したもので、ぜひ本場の雰囲気を体感してほしい」と祭りをＰＲした。