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201984.2
埼玉・幸手のイベントに中村勝彦さん(黒石市出身) 参加
 
       
絵を描く子どもたちにアドバイスする中村さん(右)
 権現堂の桜で知られる埼玉県幸手市で、桜祭り期間に合わせたイベント「幸手アートさんぽ」が開かれており、黒石市出身の建築家中村勝彦さん(76)が参加している。

 イベントは、商店街にアート作品を展示して市民や観光客に楽しんでもらおうと、2017年に始まった町おこしプロジェクト。
画家としても活躍している中村さんは
「幸手も黒石も城下町として栄えた町。町が元気になる手伝いができたら」と1回目から町の風景を描いた作品を出品している。

 昨年は市内の由緒ある寺院客殿前で縦60a、横180aの手すき和紙にライブで描くパフォーマンスを披露し、完成後、寺に寄進した。

 今回は3月24日に始まった。28、29の両日は「子どもお絵かきタイム」と称したワークショップを開催。中村さんが普段仕事で使っている画材を無料提供し、春の幸手の風景などを描く子どもたちに、絵の具のにじませ方や構図などをアドバイスした。中村さんは「子どもたちに手で描くことの面白さ、デザインする楽しさが伝わったらうれしい」と語った。

 「幸手アートさんぽ」は7日まで。詳細はイベントホームページで。