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2019.3.6
「津軽の魂を表現」  吉澤さん個展 大作をはじめ24点
 
       
都内で2年ぶりの個展を開いている吉澤さん
 弘前市の書家吉澤秀香さんの個展「吉澤秀香 不動の魂を書く」が5日、東京・銀座の鳩居堂画廊で始まった。

 都内での個展は2年ぶり5回目。
今回は全紙4枚に岩木山のお山参詣の唱文(しょうもん)を連ねた大作「懺悔懺悔(サイギ サイギ)―」をはじめ、津軽塗の特注額縁に収めたものなど24点を展示している。

 「都内の個展では毎回、津軽の魂を表現したいと考えている」と吉澤さん。今回は津軽塗職人の小林正知さん(弘前市)に額縁を特注しており、「次代を担う人材に光を当てるとともに、訪れた人にも知ってもらいたい」と語った。

 また、作品はすべて漢字で、200年前の古墨を使った書は吉澤さんの作風とは違った味わいが感じられる。個展は10日まで。