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2018.6.21
故郷の魅力再確認 Uターン促進交流会  経験者トーク 「地域資源生業に」
 
       
県が主催するUターン促進交流会「青森に移住しNight〜津軽編〜」が19日、東京・新橋のレストラン「ボワヴェール」(川口かずのりオーナーシェフ)で開かれた。本県出身のUターン経験者2人が招かれ、「地域資源を生業にする」をテーマにトークセッションが行われた。大鰐町から駆け付けた“かっちゃ”手作りの郷土料理も振る舞われ、首都圏在住の参加者30人は、故郷の貴重な資源、魅力を再確認した。

大鰐の“かっちゃ”が話す“大鰐料理”のレシピに
聞き入る参加者
この日は、黒石市出身で、同市と都内の両方に住居を構える須藤公貴さん(36)と、大鰐町出身で都内からUターンした山田晃平さん(33)が招待され、体験談や現在の生活を紹介した。

 都内に就職後、黒石市でリンゴ通販をメインとした会社を設立した須藤さんは「地元でリンゴ生産を頑張っている友達の力になれればという思いで会社を立ち上げた」と経緯を語った。

 明治時代から続くリンゴ農家を継いだ山田さんは「故郷は自然豊かで伝統文化も素晴らしい。県民は皆生き生きしている」と故郷の魅力を伝えた。

 交流会では、大鰐温泉もやし炒め、シイタケのトキワマヨネーズ焼き、ネマガリダケの煮物など数々の“大鰐料理”が提供され、懐かしい味に参加者は舌鼓を打った。

 首都圏での同交流会開催は7回目。県によると、過去6回の開催を通じて7組の移住者があり、成果を上げているという。

 県企画政策部地域活力振興課の田中道郎課長は「最近は20代、30代の(移住についての)相談が増えている。今後も積極的にイベントを行い、移住につなげたい」と意気込みを語った。