首都圏TOPIX 前の記事 もくじ 次の記事

2018.3.21
ライブで「宿中宿外図」  中村さん(黒石出身) 制作の楽しさ伝えたい
 
       
 桜祭り期間、街の中にアート作品を飾って、市民や観光客に楽しんでもらおうという埼玉県幸手市のイベント「幸手アートさんぽ」に、黒石市出身の建築家中村勝彦さん(75)が参加、ライブペインティングに挑戦する。

イベントの成功を願って
中村さん自ら制作したチラシ
この催しは、江戸時代、日光御成街道の宿場町としてにぎわいをみせた幸手市を中心に、中村さん12人の造形作家と地元住民が共同で作品を制作・展示するアートによる町おこしプロジェクト。

 同市在住で画家としても活躍している中村さんは「幸手には、城下町として栄えた黒石と共通するものを感じる。まちが元気になる手伝いができたら」と参加。昨年も地元への思いを込めた風景画など約20点を出品した。

 今年は市内の由緒ある寺院の客殿前で、真っさらな紙にライブで作品を描くパフォーマンスを披露する。作品のテーマは「幸手 宿中宿外図〜一筋の道」。
弘前藩の藩主一行が江戸への参勤で通った幸手宿の姿を描く予定だ。
中村さんは、幸手の子どもたちに手で描くことのことの面白さ、デザインする楽しさを伝えたいと意欲を見せている。

「幸手アートさんぽ」は3月25日から4月8日まで。
中村さんのライブは、25日10時に市内の満福寺で行われる。
詳しくはイベントホームページまたは幸手市観光協会(TEL 0480−43−1111)