首都圏TOPIX 前の記事 もくじ 次の記事

2017.10.26
4道県の魅力に常連も 北野プレミアムフード館 開業1年半 11日からリンゴカフェ
 
       
 東京・神楽坂の「北のプレミアムフード館『kita―pre』」が人気を集めている。本県、北海道、秋田、岩手の4道県の農水産物を販売する施設としてオープンして1年半。運営者で東京青森県人会名誉会長の清藤良則さん(71)=青森市出身=は「地元生産者のため、(4道県の)魅力を発信し続けたい」と意欲を新たにしている。 

特産品を買い求める客でにぎわう館内
 本県など北国のおいしく優れた食材を首都圏で販売する場をつくり、生産者の経営安定の役に立ちたい―との清藤さんの思いで、昨年4月にオープン。清藤さんが代表を務める「エス・シー・シー」が運営している。

 1階で新鮮な野菜や果物、水産加工品、各地の銘菓、地酒など約1000種類もの物産を販売。
3階には、大型モニターに映し出される各地の観光地などを楽しみながら、リンゴのスイーツやシードルなどを味わえるカフェを設けている。



「丸ごと青森りんごカフェ」で
提供されるリンゴを使った
特別メニュー

都内でも観光地として有名な神楽坂で、4道県の多彩な物産を買い求めることができることから話題を呼び、常連客も訪れるようになっているという。

 清藤さんは、ますます深刻化する農水産業の後継者不足などを踏まえ「経営が安定すれば後継者も増える。人口が減少する地方への移住者(後継者)を増やすため頑張りたい」と語った。

 11月11日から3階で「丸ごと青森りんごカフェ」を開催する。県産リンゴを使った特別メニューを提供するほか、サンふじと王林を食べ比べられる試食サービスなども行う