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2017.6.6
JR東「のもの」アワード2017 アオレンが大賞 密閉搾りジュース 感謝の思いで開発へ
 
       
 JR東日本「のもの」アワード2017授賞式が5日、東京都内で行われ、県農村工業農業協同組合連合会(JAアオレン)の密閉搾りジュース「青森りんごシリーズ」が大賞を受賞した。

賞状とトロフィーを手に喜ぶJAアオレンの小笠原参事
 JR東は09年に始まった地域再発見プロジェクトの一環「のもの」事業について、これまでの活動を振り返るとともに、連携してきた地域の生産者や加工者に感謝を表し、一層の交流人口拡大を目指してアワードを創設した。

 授賞式では一ノ瀬俊郎事業創造本部長が「審査員には専門家の視点で、厳しく愛情あふれる審査をしてもらった。このアワードが地域を、日本をもっと元気にするよう世界に発信していきたい」とあいさつ。

 引き続き1都15県・42点のエントリーの中から入賞4点、大賞3点が発表され、各事業者の代表へ表彰状が手渡された。

 JAアオレンの小笠原康彦参事は「生産者とわたしたち事業者、そして消費者においしい商品を届けたいというJRグループの思いが、この最高の賞につながった」と感謝し、「受賞の喜びと、多くの消費者に支持されているという感謝の気持ちを新たな開発へとつなげたい」と意気込みを語った。

 リンゴのひょう害を機に10年から製造が始まったJAアオレンの密閉搾りジュースは、JR東グループの自動販売機などで販売され今年3月末で累計2300万本を出荷。来月からは新加工場が稼働し、生産能力も1・5倍となる見込みだ。