弘前伝承料理を説明する川口オーナーシェフ（右奥）と “かっちゃシェフ”の木村冨美さん（左奥） 　東京・西新橋で、本県食材を使いモダンにアレンジしたフレンチを提供する現代青森料理とワインの店「ボワヴェール」（川口かずのりオーナーシェフ）で２２日、イベント「伝承しナイト！〜弘前狼ノ森編〜」が行われた。参加した４５人は、「弘前伝承料理」の数々に舌鼓を打った。 　「伝承しナイト！」は、県内各地から招いた“かっちゃシェフ”手作りの「青森伝承料理」を堪能してもらい、次世代への伝承を目指す地域活性化イベント。今回で１３回目を数える。 　この日は、第１回の“かっちゃシェフ”弘前市の木村冨美さんが招かれ、ゼンマイの白あえ、サメなます、キノコの塩辛、棒だらの煮付けなど?種類の料理が振る舞われた。 　参加した千葉県在住の本間康之さん（５５）＝山形県出身＝は、弘前大学在学中に木村さんの料理を食べたといい、「とにかく懐かしい。特にサメなますはめったに食べられない貴重な料理」と感激した様子。 　つがる市出身の岩間千栄子さんらによる津軽三味線の演奏なども披露され、店内は“弘前一色”となった。