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201610.31
秋山さん(弘前)ら入選  日展 石澤さんは書の新作
 
       
第3回日展が始まり、本県からは洋画部門で張山さんの
「夜みせ」(左)などが入選、展示されている
 国内最大の公募総合美術展「改組 新 第3回日展」が28日、東京・六本木の国立新美術館で始まった。
本県関係では洋画で秋山範子さん(弘前市)らが入選。書では谷星●さんが初入選したほか、昨年特選となった石澤桐雨さんも新たな書を出品した。

 日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の部門に1万1600点を超える応募があり、会場には入選以上の作品など約3000点が展示されている。

 洋画部門の秋山さんの作品「待春」は、津軽塗の座卓が置かれた部屋から雪の庭がのぞくシリーズもので、春を待ちわびる思いを表現。会友の張山田鶴子さん(青森市)は宵宮シリーズで「夜みせ」を出品、金魚すくいに興じる息子など親子の様子を温かいタッチで描いた。

 書部門の谷さんは「花の色」で初入選。昨年特選の石澤さんは無鑑査で「寒夜携鶴」を出品、存在感を示している。同展は12月4日まで。


● は「摎」 の てへん が さんずい