首都圏TOPIX 前の記事 もくじ 次の記事

2016.4.8
民謡披露、歴史解説も  佐藤さん(鰺ヶ沢町) ソロ公演
 
       
東京公演で津軽山唄などを歌いながら
歴史も解説した佐藤さん

 「炭焼きの民謡歌手」として知られる鯵ケ沢町の佐藤信夫さん(74)が2日、東京・新宿の新宿関交協ハーモニックホールでソロ公演「のんぶの唄と語りべ」を行った。津軽山唄や民謡を披露しながら、自ら調べ上げた山唄などの歴史をユーモアたっぷりに津軽弁で解説し、集まった約150人の聴衆を楽しませた。

 佐藤さんは15歳から家業の炭焼きに従事。独学ながら、これまで鯵ケ沢甚句全国大会、津軽山唄全国大会など多くの大会で優勝。2009年に県文化賞を受けている。

 東京で初のソロ公演は、津軽三味線の山田流師範山中信人さん、尺八の小濱明人さんらとともにステージに立った。

 佐藤さんは津軽山唄や鯵ケ沢甚句などを次々と披露。合間に津軽弁で津軽山唄の発祥や歴史を面白おかしく解説「弥三郎節」では広く知られた歌とは歌詞と曲が異なる元歌も紹介。地元の鯵ケ沢甚句についても成田雲竹高橋竹山が関わって誕生したエピソードを披露した。