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2016.2.18
弘前 もっと海外発信を  にぎわいや観光振興 ネット活用など提案
 
       
 弘前市は17日、東京都内で「ひろさき仕事おこし応援隊」の情報交換会を開いた。市中心市街地のにぎわい創出、観光振興をテーマに首都圏在住で市にゆかりのあるメンバーが「弘前を海外にアピールするため、留学生にフェイスブックなどで情報発信してもらってはどうか」などさまざまな意見、アイデアが出された。

「ひろさき仕事おこし応援隊」が隊員の活動や事業を
紹介し、市の施策について意見を交わした
 同応援隊は2011年に結成、年に1回情報交換会を開いている。隊員は企業の代表者ら16人。今回は8人が出席した。

 葛西憲之市長は「天守曳(ひき)屋(や)事業の勢い、流れを今年も引き継いでいきたい。産業の振興などについて皆さんの知恵を借り、今後の道筋を考える会合にしたい」とあいさつした。

 隊員からは市の施策にさまざまな意見が出された。
「浅草でねぷた運行があることが、都内の県人に伝わっていない」と情報発信の不足を指摘する意見、「街中にリンゴファクトリーがあれば、観光客により一層弘前を感じてもらえるのでは」「吉野緑地で朝市をやってみてはどうか」といった提言などが寄せられた。

 外国からの観光客誘致に向けては「タイを例にすると、今年と来年が青森県、弘前市に来てもらうチャンス」として、実際に留学生1人が1000人にフェイスブックなどで情報発信することを条件に留学生を活用した例も紹介された。

 葛西市長は多くの意見に感謝しながら「どうやれば外国まで情報が届くのか。現在いくつかのツールを集めており、今後、考えを整理していきたい」などと応じた。