友達が読み終わったからと「みおつくし料理帖」なる本をくれた。
なんと全19巻。
す、ごーい。
高田郁著、だが初めて聞く方である。
表紙には着物を来た若い女の人の絵が描かれている。
時代物はあんまり読んだことがないけど、どれどれとページをめくってみたら簡単にはまっちゃったよね。
澪(みお)さんという料理人の日々が綴られた江戸時代のお話。
小説を書く人ってぇのはたいしたもんだなあと恐れ入る。
澪さんが作り出す料理の数々はもちろんだけど、長屋から店までは歩くとどれくらいかかるとか、当時の風習、着物の柄など細かいところまで調べ上げられており、現代の人が現代のことを書いてるかのよう。
小説家ってすごいなと思う。
そんな重箱の隅をほじくるような読み方をしなくてもお話としてもおもしろい。
これはテレビ小説になったら大ヒット間違いなしと見た。
そんなわけで毎晩の夕飯の片付けを心持ち早めに終えるようになった。
早く布団に入って続きが読みたいから。
からの朝寝坊。
なんとシアワセなことでしょう。
バタンキューの日も少なくないからまだ3冊目。
澪さんは今恋をしている。
澪さんが偶然作り出したキュウリをさっと茹でてゴマ油にからめるという料理を作ってみたいなと思う。
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