2006/11/10
「時 代

ひよこちゃんさあ、中島みゆきの「時代」っていう歌覚えてる?

おらの日課はお風呂の中で大きな声で歌を歌うこと。今日はなぜか「時代」な気分だったから歌ってみた。
歌詞はうろ覚えだからテキトー。

あんな〜時代も〜、あっ〜たねと〜、ってかなりごきげんで歌ってたら悲しい思い出が頭をよぎった。

5月だったか6月だったか、とにかくよく晴れた洗濯日和の日曜日だった。
おらは風呂場のそうじをしていた。その時の鼻歌が「時代」だった。

掃除を始めた時は確かに鼻歌だったんだよなあ。
浴槽を磨き、床の溝にブラシをかけ、排水溝のぬるぬるを取ってるうちに段々ボリュームアップしたみたい。

いやあ〜、天気はいがったさ。
窓はもちろん全開。
青く青い青空。

おらの下手くそな歌も風呂場磨きの応援歌になったよ。
歌詞がわかるところだけ何回も繰り返すから、聞いてる人はイライラしたびょん。


そう…聞いてる人がいたのだ。
何気に風呂場の窓から外をみたら、すぐそばの電柱につかまって作業をする人が。


おめぇ、いつからいだんだばあ!!!
おら、どこまで歌えばいいの?
いきなりブチッとやめれば、あ、いたのねって感じでそれもツゴー悪いっきゃあ。
かなりメグセェ〜。
脇の下熱くなってまった〜。

でも中島みゆきも歌ってるよ。
だから〜今日はくよくよしないで〜今日の風に吹かれましょう〜、ってね。
もしかしたら「いい歌ッコだなあ」と思って聞いてくれてたかもしれないし〜。

…それはないか。


電柱のおじさん、今日も元気に働いてるべねの。


しおまめこより
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