東京なりゆき通信2016 vol.17 54年ぶり 2016.11.24

 11月24日。東京は初雪。11月の初雪の観測は1962年以来54年ぶりだそうです。

 前夜の天気予報で、「♪雨は夜ふけ過ぎに雪へと変わるだろう」と、まだ11月なのに勝手に山下達郎の「クリスマスイブ」を思い浮かべ、なんとなくわくわく気分で朝目覚めると、外は、バンバンが歌った荒井由実の「冷たい雨」のような風景でした。「なんだ。積もってないんだ」とつぶやきつつ、よく見ると「えっ、雨? あれ、みぞれ? まさか、雪?」 という感じ。そう確かに時折、雪がまじっておりました。

時折雪混じりの雨となった人形町交差点


 外に出るとさすがに寒い。心なしか、人形町も銀座もいつもより人が少ないような感じでした。電車も乗客が少なく、おかげで空きを探すことなくすぐすわることができました。昼になっても、外では息が白くなっていましたから、まだ相当冷え込んでいたのでしょうね。

 今年は1月に積雪があり、電車の遅れなど東京の「雪パニック」を経験。今回もやはり電車は遅れるのかなと思っていましたが、さほどではありませんでした。それでもテレビは朝から東京初雪のニュース、話題が中心。NHKの国会中継もテレビ画面には「平野部でも積雪」のテロップが出っぱなしでした。
 なにせ54年ぶりですからね。「いづだかんだ」見られないものを見られたのですから、まあ「おかげさまで」というところでしょうか。

銀座も冷たい雨でした


 古里も雪のようです。大好きな、吉田拓郎の「外は白い雪の夜」が似合う風景になっているのでしょうねぇ。


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