東京なりゆき通信2016 vol.3 横浜 2016.2.24

 「不思議な恋は 女の姿をして 今夜あたり おとずれるさ♪」。はい、ご存じ「恋人も濡れる街角」ですよ。大好きな映画「蒲田行進曲」の主題歌。中村雅俊さんが歌いヒットした、サザン桑田佳祐さんの作詞作曲の歌です。なぜ今頃? とお思いでしょうが、実は先日、横浜に行ってきた
横浜のシンボル氷川丸 。
寒かったですが、やはり、横浜に来たら山下公園ですよね
のです(すみません、本当は「なりゆき通信2016の2『大阪』」よりも前のことなのですが、書きそびれてしまって…)。馬車道あたりを通ったら自然とこの歌をくちずさんでしまい、やっぱり横浜はいいなあ、桑田さんはいいなあと改めて思った次第です。

 とはいうものの、横浜をゆっくり歩くのはほぼ30年ぶり。出張取材でどこからかの帰りだったと思いますが、お休みをもらって途中下車したのでした。当然といえば当然ですが、山下公園の氷川丸は変わらぬ姿でそこに係留され、中華街もそのままでした。ただ、中華街では30年前、どこの店に入ろうかと迷っているうち時間がなくなり、店頭販売の肉まんを食べて帰らざるを得なくなり、非常に残念なことをしたので、今回はしっかり食べることにしました。

目指すは中華街 いやぁ、おいしかった

 当時は20代、今は50代。ですが、人間さして変わりません。結局「どごの店に入るべ」と中華街のメーン通りをウロウロ。おべだふりして「少し横に入ったどごろにいい店あるもんだね」と探してみると、手頃なお値段でおいしそうなメニューの店が。早速入店すると客が1人もいない。これを「お〜! 貸し切りじゃん」と喜ぶか、「たった1人の客もいない店に入ってしまった! やべぇ」と思うか。もちろん私は前者です。早速「まずは生ビール!」。コースで選んだ料理もうまく、中華にワインもなんなので、次は紹興酒にしました。中国の女性店員さんから紹興酒の説明など聞きながら、それこそ貸し切り状態で中華を堪能しました。
夜のとばりが降りて中華街はなんか怪しい感じ。
これがまたヨコハマらしくていいですよね

 店に入ったのは夕方でしたが、出る頃にはすっかり夜のとばりがおりていました。中華街のネオンが何ともいい。「港の街に よく似た女がいて シャイなメロディー 口ずさむよ♪」と、いい気分で電車に乗り東京に戻ったという、「2016 なりゆき横浜物語」でした。

 そう言えばついこの間見た映画「さらば あぶない刑事」、良かったですよ。タカとユージのあぶ刑事コンビは最強です。映画の舞台は横浜。やっぱり絵になる街なんですね。



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