○…アニメ趣味が高じて大学は除籍処分、「彼女いらねジャ」と豪語してきたＨ市の無職Ｙ氏だが、四十路の独り身が寂しくなり、テレビのお見合い企画に登場した。

　○…「全国サ恥さらしたダゲだじゃ…」と放映後、友人に漏らしたＹ氏。「オタク男だの、ダメ男だのって全国サ紹介さいで、この後彼女作るのどへズのや…」　　（秋）

　○…Ｍ社花の都支社に程近いＧ座中央通りは、有名ブランド店を中心にまばゆいイルミネーションで、クリスマスムード一色。独身で彼女もいないＴ君にはつらい季節だ。
　
　○…そこでＷ支社長が「イブにＫ君のライブあるはで男３人で行ぐベ。ただし昼の部で」と提案。が、Ｔ君「そいだバ終わった後、余計惨めになるじゃ」と半べそ。（辺）

　○…Ｍ社花の都支社Ｗ支社長は年末Ｊ宝くじを購入し、一同に「取りあえず６億円当だる権利バ確保したヤ。おめだぢも買ったガ」と質問。

　○…が、クールなＳ君「当たらないんだから、宝でなく　だから　くじと思ってます」。カチンときた支社長、寅さん口調になり「津軽人がだからダノ言っちゃおしまいヨ。　だはんで　くじだベ？」。（辺）

　○…Ｏ町出身でＨ市Ｍ社の新人記者Ａ君（２３）は顔も見たことのない、大先輩の花の都Ｗ支社長が同郷と知り「ぜひお会いしたい。大都会で活躍するＯ町の先輩がいるなんて憧れます」とぽつり。

　○…それを聞いた先輩記者Ｓ氏「Ｗさん、仕事は一流ダバって、夜も一流のチョイ悪オヤヂだね。憧れるの現物見でがらにしへ」。（秋）

　○…Ｍ社Ｓ部長は花の都支社勤務３年とあって、階段を下りるのが異常に速く、一緒に営業に回るＷ支社長は「おめ、なんぼ速（は）い（え）バ」と感心。
　
　○…が、Ｓ部長「まだ、ゆったらど下りでらんダ。本来の速さ見せるガ」と言って下り始めた途端、踏み外して階段をゴロゴロ。支社長「確かに速いばて、階段落ぢだば蒲田さ行ってやれ！」。（辺）

　○…Ｈ市Ｆ社の独身Ｒ氏（４８）はＡＫＢ４８の大ファン。折を見ては上京し、舞台を見るのが楽しみだ。ある日、会社同期のＫ氏につぶやいた。

　○…「青森サもＡＭＲ４８ってでぎねベガ。そせば上京さねくても舞台見で、握手して、お付き合い…」。妄想を膨らませるＲ氏にＫ氏は「ナだけんたのアホだ４８歳ずんだね。『Ａ（エー）Ｈ（エッチ）Ｏ（オー）４８』な」。（秋）

○…Ｍ社花の都支社は衆院解散で大忙しのため、Ａ支社から強力な助っ人Ｋ記者が参戦。しかしＫ記者は花の都に一人で来たことがないという別な意味でも強者（つわもの）だった。

○…心配するＡ支社の上司に対し、Ｗ支社長「某局長だば支社さ来るのに迷子になったばて、Ｋ記者は地図ば頼りにたどり着いだはで、お上（のぼ）り局長の３倍利口だ」。（辺）

　○…Ｈ市のＭ新聞社勤務の熱血Ｏデスク(?)はある日の夜、原稿の問い合わせでＡ記者(?)に電話するが出る気配がない。イライラが募り、鼻息もフン、フン、フン。

　○…やっと電話がつながった。「わりぃ。気ィ付がねくてや」と弁明するＡ記者に、Ｏデスク「まんだパチンコで気付がねがったんだべや！」と怒ってフン、フン。（秋）

　○…Ｍ社花の都支社Ｗ支社長がニヤけながら出社した。訳を問う一同に「電車でワの前（め）さ座ってらオヤジの髪、太（ふて）くて深緑さ赤茶交じって、すっかどモズク（もじゅぐ）だったのサ」。

　○…笑い過ぎのＷ氏にＳ部長「支社長も気付けねば、あすはわが身だんでねノ？」。これに対し、Ｗ氏「ワ、将来ハゲでも無駄だ抵抗しねごとにきょう決めだネ」。（辺）

　○…Ｍ社花の都支社のＷ支社長は大の野球好きで、もちろん米メジャー情報にも明るい。中でも気に掛けているのが、ミネソタツインズのＮ岡選手の動向だ。
　
　○…そんな支社長が持論をぶった。「Ｎ岡とば早（はえ）ぐ日本さ帰して、ツインズは弱（よえ）してどうもなねはんで球団名ば変えねばまいね。お薦めは“メッチャ強（ツエ）ンズ”」。（辺）

　○…Ｈ市Ｍ新聞の熱血デスクＯ氏（４１）はトップ原稿を目にすると鼻息が荒くなるタイプ。風邪にかかりながらも出勤するＯ氏だが…。

　○…現場のＴ記者が大ネタをつかみ会社に連絡。「“鼻息荒いデスク”頼むジャ」と電話の相手に求めたが「誰のごとや？　ワのごとが？」との返答。声の主は風邪で声がかすれたＯ氏だった。（秋）

 
  ◯…Ｍ社花の都支社のＷ支社長、都内Ｎ野のＳプラザで開かれた青森人の祭典での一こま。顔見知りに軽く手を振って、半ばタメ口で「お疲れさま」とあいさつした。

　◯…が、名前が思い出せない。隣にいた県人「ミスター年金の元厚労大臣Ｎ妻さんだべ。けやぐだガ？」。冷や汗のＷ支社長「なも。ワ、勝手におべでらだげだ」。（辺）

　○…昨年、◯Ｉ（マルイ）◯Ｉをオイオイと読んだＭ社Ｒ局長が、今年も花の都支社にやってきた。支社に入るなり、「ワ、外国人さモノしかへできたじゃ」と“どや顔”。
　
　○…何でも、「Ｙ楽町駅前でマルイのビルとば『ゼロワン、ゼロワン』ってしゃべってらはで、ワ『あれはマルイってすんだネ』」と“おべ様”をしてきたとか。（辺）

　○…「沖縄って大変だの。こないだ普天間基地で大騒ぎして、今度オスプレイ騒ぎだはんで」。テレビを見ていたＨ市Ｍ社のＦ君がぽつり。

　○…同期のＫ君も「んだな。騒ぎ落ち着いたら、沖縄旅行さでも行ぐべがな」。それを傍らで聞いていた上司のＭ部長「おめだぢ、沖縄サ行ぐより先に仕事のミスプレーなぐせじゃ」と喝。（秋）

　○…大相撲Ｎ戸部屋に近いＴ県Ｍ戸市に住む某社花の都支社のＷ支社長は、昼休みに「ワ、昨夜、家の近ぐで高安（たがやす）ば見だんだばて大（おっ）きぐ強（つえ）そうだじゃ」と自慢げ。

　○…が、Ｓ部長「貴保（たがやす）はきゃしゃだよ」。勘違いに気付いた支社長「それ本社のＯ君だべ」で大笑い。後日、この話を聞いたＯ君「ワの名前タカヤスだんだばて」。（辺）

　○…“大きなお友だち”向け深夜アニメの大ファン、Ｈ市Ｍ社のＦ君（２８）は業務用パソコンの壁紙にアニメキャラの画像を貼り付けている。

　○…Ｆ君に「外でパソコン使う時、ヨソさ見らいればメグセべな。やめれ」と上司が苦言を呈した。しかし、Ｆ君「今、アニメは市民権を得ています。恥ずかしくありません」とピシャリ。（秋）

　○…Ｍ社花の都支社の４人が某事件の判決公判の傍聴券を求め、裁判所前に並んだ。倍率は３・５倍で、Ｗ支社長「一人は当だる計算だばて、意外に当だらねもんだネ」。

　◯…しかし、ふたを開けてみると何と２人が当選する強運。喜ぶＳ記者を尻目にＷ支社長、不謹慎にも「ワだば、傍聴券より宝くじ当だった方がいいんだばて…」。（辺）

　○…Ｍ社花の都支社は梅ちゃん先生出産の話題で盛り上がっていた。「とごろでＳさんは、どごで生まれだノ」と聞くＹ部長にＳ女史「うぢ、ばさまが産（さん）婆（ば）だったのサ」。

　○…「そいだばイがったでば」という一同に対し、Ｗ支社長「助産師も大変だんだ。若（わげ）ぇ時がら『産婆さま、さんバサマ』って年寄り扱いされだはずだヤ」。（辺）

　○…花の都は連日の酷暑。Ｍ社Ｗ支社長は朝の通勤電車で網棚のバッグに汗を拭いたタオルを入れる際、反動で携帯電話がポトリ。運悪くハゲたおじさんの頭を直撃した。

　○…「すいません。けがないですか？」と再び汗だくの支社長だが、相手に毛がないとあって、とんだ失言に。隣のおばさんには笑われ、次の駅で別の車両に移動。（辺）

　○…県南の根城Ｎ市にあるＤ社では、若手から中堅社員による酒の飲みっぷりと行動が豪快で、同業他社からは「Ｄ軍団」と恐れられる。

　○…Ｄ社の中堅社員Ｃ氏が花の都支社に異動。同業他社の津軽のＭ社花の都支社Ａ氏と飲んだが、やはり酒が絡むと豪快なＣ氏。ついＡ氏は「ナばＤ軍団花の都分団長サ任命すジャ」とぽつり。（秋）

　○…Ｍ社花の都支社紅一点、癒やし系のＨ子さん＝年齢非公表＝が冷蔵庫のメロンを「食べごろですよー」とみんなで食べることを提案した。
　
　○…「食べごろってＨ子さんだけんに？」との声に「熟した＝熟女」の冷やかしと思ったＨ子さんは「はぁ？」。発言した支社員は「ンでねくて、Ｈ子さんだけんにアマい感じがど」と弁解。（秋）

　○…五輪では日本人選手の“どや顔”全開。Ｍ社花の都支社のＷ支社長が、これをネタにＳ記者をいじりに出た。「早ぐ嫁っこ候補見つけで、どや顔で報告してけじゃ」。

　○…翌朝「報告します」と言うＳ記者だが、表情はさえない。訳を聞く支社長に、Ｓ記者「特オチしました」。頭を抱えた支社長「ワヤ顔の報告だばいらねじゃ」。（辺）

　○…Ｍ社花の都支社のＷ支社長は勤続３０年で、９月以降３日間の慰労休暇がある。しかし連日の暑さにダウン気味の支社長は、Ｓ務部に前倒し取得を申し入れた。

　○…が、あっさりと却下され、Ｗ支社長「なんぼＡ森も最近暑（ぬげ）くてらったて、Ｔ京どは別ものだんだネ。へば、新しぐ“はぐらん予防”休暇バつくってけろ」。（辺）

　○…自称元「Ｎ郡Ｏ町の神童」というＭ社花の都支社長のＷ氏(?)。社内でも酔うたびに口にする。

　○…ある酒席、Ｗ氏は部下を前に「元神童」を語り出す。部下のＹ男部長「へば、元神童は今は何？」と聞くと「ダンディＷサなったでば」との返答。隣席のＨ子さんは隣で「ただのチョイ悪オヤジだでばの…」とポツリ。（秋）

　○…Ｍ社花の都支社のＷ支社長は暑いのが大の苦手。ある日も、汗だくで出社するや「朝、起ぎだ時点でいっつが熱中症（はぐらん）だじゃ」と冷水（しゃっこい）をゴヘゴヘど飲む始末。
　
　○…この姿にＳ女史が早速食い付いた。「ゴルフ大会で何も賞取れねがったはんでって、病（やまい）垂（だれ）の症になってどすのサ。本当にしょうがネぇ支社長だっきゃ」（辺）

　○…Ｍ社花の都支社のＷ支社長は大の医者嫌い。特に歯医者には２０年余り行っていないが、さすがに５０代も半ばになるとガタがきて、意を決して歯医者通いを始めた。
　
　○…大改修の末、何とか仮の歯が入り「自分の歯でネみたいだジャ」と言うＷ氏にＳ君「支社長、それ明らかに自分の歯でネど思うばて」と日ごろのイジりに逆襲。（辺）

　○…「ジャマこタゲど伸びでや…」。津軽地方で開かれた津軽弁「ホラ吹き大会」会場、大都会出身で大手新聞社記者のＩ君（２４）は意味が分からず、頭を抱えた。

　○…つい地元紙Ｔ記者に「『邪魔』に『コ』って変じゃないですか」と訴えた。Ｔ記者、ムッとして「すったハイカラだ言葉だば、邪魔だエフリコギってさいるど」（秋）

　○…Ｍ社花の都支社のＳ女史は健康を考え飲酒回数を減らしているが、ある日「昨夜（ゆべな）ノンアルコールのビール、ロング缶飲んだきゃ具合（ぐえ）悪（わり）いジャ」と顔色もさえない。

　○…すかさず支社長が「ノンアル５００ミリリットル飲む人も珍しいばて酒飲みァ我慢が一番いぐねだネ。ワだば毎（まい）晩（ばげ）、有るアルビールずっぱど飲むはで元気いっぱいだ」。（辺）

　○…Ｈ市Ｍ社のＯ部長は人よりひときわデカい声だとの自覚がない。取引先への電話も「Ｍ社のＯでございます！」と絶叫、同じフロアの部下たちは耳を押さえる。

　○…部下のＳ男主任が「部長、わんつかトーン下げで…」と控えめに訴えたが「さしねじゃ！　そった元気ね声だば業績上げらいね」と部下をうるさい呼ばわり。（秋）

　○…Ｍ社花の都支社に今年も健康診断の��通信簿�≠ｪ届いた。相変わらず赤点ばかりのＳ君に、Ｗ支社長が「オメまず１０�`やへで、メタボ解消せジャ」と偉そうにひと言。

　○…面白くないＳ君「自分だって去年までメタボだったくせに、そったに上がら目線でしゃべねくても。ワだって支社長みてにストレスねば健康体になれるジャ」。（辺）

　◯…Ｍ社花の都支社のＷ支社長は最近、頭頂部の髪の減り具合が気になっている。そこへ県人会のＯ氏から「アンダも魔法の粉っこ必要になったガ」と神の声。

　◯…早速、試したＷ支社長「頭、黒々ど見えるし、こいダバいいもんだ。エの社長さもしかへねバまね」。が、Ｏ氏いわく「Ｔ社長だきゃ、とっくに粉ダチだね」。（辺）

　○…Ｈ市Ｍ社のＴ次長（４０）の職場の机は書類が山と積まれ崩れそう。上司の注意に「分がった。分がったデバ」とは言うが変化の兆しなし。

  ○…ある日、地震でＴ次長の机上は崩落。「したはんで、言ったデバ。仕事バリでぎでもマネ」との上司の小言にＴ次長は「崩れるんた物ネあんたの机、仕事してねの分がるジャ」と反撃した。（秋）

　○…Ｍ社花の都支社Ｓ女史の住まいは東京スカイツリー（ＳＴ）のすぐ近く。開業を喜ぶＳ女史だが、観光客や取材する記者が多く「外さ洗濯物干さいねのサ」と悩みも。

　○…すかさずＷ支社長が食い付いた。「マンションの下がら見上げれば、Ｓさんの大きいパンツだば、天望デッキの部分サはがせるにちょうどイぐ見えるんでネ」。（辺）

　○…オバマ大統領（小浜市）のように海外の大統領選挙で、日本語や日本の地名と同音の候補者が勝利するケースがある。

　○…Ｈ市Ｍ社のＹ氏（４８）は仏国大統領選の報道に「ウィー（Ｗｅ）勝った」と一言。同僚が誰？　と問うと「津軽弁の『オラんど』、つまり『私たち』のオランド候補だでば」とＹ氏。（秋）

　◯…Ｍ社花の都支社で毎年何かが起きる健康診断。Ｗ支社長が「胸さ影映って再検査になったじゃ」と言っていたところに帰社した間の悪いＳ君「えッ、誰のハゲが誰さうつったんですか？」。

　◯…気にしているところをしかも全くの聞き違いで突かれた支社長「おめ、１年以内にメタボ体形直さねば、一生本社勤務なしだ」。（辺）

　◯…Ｍ社花の都支社のＳ女史が、うれしそうに「この前（め）ある所（どご）で安田成美さ似でるってさいだのサ。自分でだばプチ佐々木希だど思ってあったばて、嫌でねぇもんだノ」。

　◯…これにＹ部長も「ワも福山雅治になりてがったんだジャ」と続けたものだから、Ｗ支社長「オメだぢ、大型連休ぼげだナ。来年がら連休返上して仕事せジャ」。（辺）

　○…津軽衆Ｆ君（３０）が最近気になるのは津軽弁と似た言葉が本家本元のように有名になっていること。例えばテレビで見た秋田弁「ホジナシ」、南部弁「ワッツリ」。

　○…Ｆ君は「ホンズナシどワッツラのパクリでね？」と友人に訴えた。友人「ナもホンズネー格好でテレビさ出なが。ワッツラーど言われで有名サなるね」。（秋）

　○…Ｍ社花の都支社ご一行様がＴ京スカイツリーのメディア向け内覧会に参加。あまりの高さに「おろ〜ッ」を連発するＳ女史に、運営会社のスタッフが感想を逆取材。

　◯…まさに天にも昇る面持ちのＳ女史「わいはァ、高（た）い（げ）！　たげ高（た）い（げ）じゃ」。「？？？」と理解できないスタッフ「外国人記者はきょう呼んでないはずだけど…」。（辺）　

　○…Ｈ市Ｍ社勤務のＧ君（２８）は指先の操作一つで画面がパッパッと切り替わるタブレット型端末の持ち主。仕事でもフル活用している

　○…ＩＴ機器は苦手な世代のＭ部長（５２）が質問した。「これ『ワイは、パッど』変わるはんで『ワイパッド』ずんだべ？」。Ｇ君、苦笑いしながら「んでねくて『アイパッド』ですってば」。（秋）

　○…Ｍ社花の都支社で新聞を読んでいたＳ君が、一大事とばかりに「◯◯社が申告漏れだそうです」とＷ支社長に報告。が、支社長は「あっ、そう」とつれない反応。

　○…Ｗ支社長は、その訳を「ワのけやぐだきゃ、自営業やってるんだばて、申告する所得ねぇごとが深刻だんだ」ってグダめいで、ため息ばし漏らしてるんズ。（辺）

　○…普段は野球に全く無関心なＭ社花の都支社Ｓ君が、珍しく光星のセンバツ大活躍に熱弁を振るっていた。「好機で一気に攻勢掛げるズのが光星のいいドゴだナ」

　○…そこへデスクから「オメの原稿誤字だらけだ。校正しっかりしてケ」と電話。Ｓ君「あーせー、こーせーって注文よげだはんで間違うんだね」と苦しい言い訳。（辺）

　○…Ｍ社花の都支社長Ｗ氏（５３）は本社があるＨ市での会議のため、正月以来数カ月ぶりに帰郷。Ｋ町にも立ち寄り、居心地が良くなった。

　○…会議後、本社から花の都支社にＷ氏は「本社のＷです！」と冗談めかして電話。しかし、電話を受けた部下は「すったに、本社であんばいイーんだば、戻ってこねくていいですよ！」。（秋）

　○…Ｍ社花の都支社のＷ支社長は、Ｗ（ホワイト）デーに大きな袋を抱えて出社した。義理チョコをもらったＳ女史に「お返しは勝負下着で」と注文されてていただけに一同びっくり。

　○…「大きめのってしたきゃ３Ｌだったじゃ」と言う支社長に、Ｓ女史「ワ、ゾウでねよ」とプンプン。困った支社長「下着のサイズ同様、大きな心で許してけ」。（辺）

　○…異動期を控えＭ社花の都支社では丸３年になるＴ君（３５）がそわそわし始めた。これを察したＷ支社長が「転勤してのガ」と聞くと、Ｔ君「絶対嫌です」と即答。

　○…「んだガ。ワの下で働きてんだナ」と喜ぶ支社長にＴ君「違います。花の都で嫁もらって帰るズ公約、果だしてネもんで」。怒った支社長「あど５年いろ！」。（辺）

　○…花の都・東京は久方ぶりの雪。Ｍ社花の都支社１年目の津軽衆Ｙ氏（４７）はニュースに苦笑。「ナシテ、積雪１センチで電車止まって、人コケるんダバ？　都会モンはアマクせな」と職場で豪語した。
  
  ○…そんなＹさん、油断して都会の雪道でコケてしまった。同僚に突っ込まれたＹさんは「ワも都会モンさなってまったジャ」。（秋）　

　○…花の都支社一同が居酒屋で一杯中、Ｗ支社長が「業績上げるに焼酎どハッサグ頼むべ」と提案。意味が分からない面々にＷ支社長「焼酎八策（しょうぢゅうはっさぐ）考えるんズよ」。
　
　○…これにＳ女史が「坂本龍馬が考えだものだば、船中八策だばて」と突っ込むと、Ｗ支社長「なも、龍馬だきゃ船の中で焼酎飲んでアレ思いついだんだネ」。（辺）

　○…連日の豪雪。Ｈ市の無職Ｋさん（７２）は寄る年波を感じつつ除雪作業の日々だ。しかし、失職中の長男Ａさん（３６）は除雪を手伝わず、毎日ゲームざんまいで部屋に引きこもっている。

　○…さすがにＫさんがキレた。「いーオドナがいづまでゲームや？　雪かぎ手伝え。引きこもって、楽してえのは年寄りのワだでばな」（秋）

　○…Ｍ社花の都支社のＷ支社長は年始から新年会ラッシュ。某日も都内の老舗で高級すき焼きをたらふく食べ、せっかく減らした体重も元に戻って再びメタボ体形に。

　○…これに同居の娘が皮肉たっぷりに食い付いた。「お父さんだげメぇもの食って！　出だ腹引っ込めねばまねハデ、熱い風呂さ入って、しゃぶしゃぶしたら？」。（辺） 

　○…Ｍ社のＷ支社長が２０年ぶりにＯ阪へ出張。「関西人のノリ、得（え）手（で）でねんだいナ」という不安が的中、駅で早速洗礼を受けた。花の都とは逆でエスカレーターは左空け。

　○…これを知らず、右から「空けて」と言ったら「なんでや」と一蹴。ハッと気付いたが時既に遅し。「一体どこの人間やねん」と突っ込まれ思わず「Ｔ京だでば」。（辺）

　○…「青森の人って言葉に『コ』とか『キャ』って付けて話すの？　僕のトコ、そんな変な言葉使わないよ」。花の都大学学生寮に住む東北出身のＧ君（１９）は同室の津軽地方出身Ｔ君に言い放った。

　○…しかし、あるテレビで紹介されたＧ君の出身地の方言はズーズー弁。Ｇ君は「これテレビの過剰演出だから」と苦しい言い逃れ。（高）

　○…Ｍ社Ｔ氏が花の都支社を訪れＧ座で一杯。上機嫌のＴ氏「焼酎薄め。ワの髪ぐらい」と注文したが、出てきた酒はほぼ水で、急に「ワ、ハゲだってが」と怒り出した。

　○…部下になだめられて大人に戻ったＴ氏「まだ早（は）い（え）しＧブラしていぐガ」。しかしＳ女史が再び突き放した。「引がれる後ろ髪あるうぢに帰った方いぐネ？」。（辺）

　
　○…Ｍ社花の都支社のＷ支社長は、連日の新年会で少々疲れ気味。体を気遣う社員に「つがれだ酒飲めねんたバ、オドゴでねズのが、ワの信念だネ」と鼻息が荒い。

　○…が、Ｓ女史は「んだばて次の日、昼行（あん）灯（どん）だべ。会社のために働ぐ信念もねば」。痛いところを突かれＷ支社長「分がった。帰ってシジミ系サプリ飲んで寝る」。（辺）
　

　○…Ｈ市の小学１年生Ａ君は宿題の作文の題材に親戚Ｂ君と遊んだ思い出を選んだ。まだ親戚の概念がないＡ君、父親にＢ君との関係を聞いたところ「オヤグ」との返答。

　○…Ａ君の作文を見た両親は顔面蒼白。文面には「オヤグのＢくんとあそびました…」とあった。「『親戚』と教えておけばイガッタジャ」と後悔した両親だった。（高）　

　◯…Ｍ社花の都支社を訪れた本社のＩ氏（５３）は「Ｔ京さ来たんだはで、萌（もえ）系の喫茶さ行がねばまいねべ」とごんぼを掘りだし、蛇の道は蛇でＳ君がＡ葉原に案内した。

　◯…ずらりと居並ぶメイドたちに「いじゃー、最高だ」と超ご満悦のＩ氏いわく「家政婦のミタの続編ドラマのテーマ決まったでばし。『メイドのみだ（・・・）』だな」。（辺）