多田野 フー子
☆カリーナ 来日 珍道中
カリーナ 鎌倉へ行くの巻

                                                         
成田空港からホテルのある浅草への移動中、カリーナからメールでもらった日本観光リストを取り出し、私が連れて行けそうな場所をピックアップ。

ディズニーランド、豊島園は別に私の案内がなくてもいけるのでパス。
恐山はちょっと遠いので残念ながらパス。
富士登山は、9月始めに閉山するためパス。
(ちなみに、私は30歳の頃に富士登山をして、ご来光を拝みました。)

ということで、カリーナが滞在している座間基地からほど近い鎌倉あたりを案内することにして、後日再会を約束しました。


9/8は、朝9時に座間基地の最寄り駅で待ち合わせ。

鎌倉駅まで電車で行き、観光案内で英語の地図とパンフレットをもらったところで、カリーナの足がピタリと止まりました。

「あぁ〜。何、この美味しい香りは?」

それは、鎌倉駅に併設されたパン屋からただよってくる、焼きたてパンの美味しそうな匂い。香りに誘われるまま店に入り、メロンパンを買うカリーナ。

お店を出るなり、一口ぱくり。「美味しい〜。これは何? メロンパン? んんん…。メロンというよりは、バナナの味がする。でも、最高においしい〜。」

そのまま鶴岡八幡宮へ歩いて向かいました。

ここで、カリーナに日本の神社でのお参りの仕方を伝授。



参拝前に、ひしゃくを取って左手から片手ずつ手を洗い、左手に水をとって口をすすぎ、手を洗い、残った水でひしゃくの柄を洗い、もとに戻す。

拝殿に進み、

おさい銭を入れた後で、
2礼2拍手1礼

ちゃんとできていました。

この日、鶴岡八幡宮の中で、結婚式を挙げていたカップルを3組見ました。

その内の一組は、参拝者がたくさんいる中で、古式ゆかしい宮中音楽の生演奏と神主さんが祝詞を読み上げての神前結婚式を挙げていました。

親族でもなければ、これほど格調高い結婚式はなかなか見られません。
とてもラッキーだったと思います。

カリーナは「3組も結婚式を見られるなんて、すごく幸運だわ。着物もとてもきれいだし、次は私の番かしら? 予定も相手もいないけど…。」とご機嫌でした。

おなかが空いたので、ここで昼食。

この日は33度を超える気温だったので、彼女のリクエストは冷たい食事。

冷たいきし麺と麦とろ飯定食を頼んだカリシカ。
たくあんも美味しいと残さず全部食べていました。

その後、銭洗い弁天へ移動。ここで、小銭を洗うとそのお金が友達(お金)を連れて来るのでお金持ちになる、と言われている旨を説明。

私「紙に包んでお財布に入れておくといいわよ。」
カリーナ「で、効果はいつ頃表れるの? ここの入り口で、写真を撮って〜。皆に見せたいわ。」
と、ノリノリの様子。

江ノ電にも乗り、大仏も見てきました。
大仏の内部にも入りました。約八百年前に造られた建造物に興味津々。

カリーナの以前の仕事は、ビル建設の現場監督。
大学の専攻も建築のマネージメント。

今までに関わった一番高いビルは8階建てだそうです。
大仏より高いじゃん〜。


江ノ電で海岸沿いを堪能。
あいにく、午後から小雨が時々ぱらつき始め、富士山は見えず。
…残念。

夕食は横浜で和幸のトンカツの定食。
美味いよね〜。
サクサクで。


エビフライを手づかみで食べていた彼女でした。
まぁ〜、エビ、大きかったからね〜。

横浜からは座間まで乗り換えなしで帰れるので、彼女とは21時に横浜駅でお別れ。

次の日(9/9)からはカリーナの関西の旅です。

京都、女の一人旅って、演歌の歌詞にでも出てきそうじゃない?