Dandy?渡邊のCity日記 vol.8  なんてったってヤスオ 2012.8.29

長らくお待たせしました(って、毎度のことですね)。今年の夏はとにかく暑い!!
大鰐町の山の中生まれで、実家が避暑地みたいな所で育ったDandy?にとっては、相当つらい暑さです。どのぐらいきついかって? よくごだぐネタ≠ノもしていますが、「朝起ぎだ時点で、いっつがはぐらん¥態」って感じですね。本来、はぐらんとは日射病(熱射病)のことを指す=つまり炎天下で起きる症状=と認識していますが、近年の家の中でも起きる熱中症まで含んでもいいでしょう。そんなこんなで、また間隔が空いてしまいましたが、何と今回は善行もする陸奥新報社社員がテーマです。


 事件は突然に

事件≠ヘ去る8月3日午後11時30分ごろ発生しました。

2日後の5日に54歳の誕生日を迎えるDandy?の前倒し誕生会を兼ね、仕事帰りに支社一同で納涼会を開いたのです。場所はスカイツリー特集、暑中見舞の広告で新規にお世話になった県人経営の2店舗があるK糸町。折からの猛暑も手伝って、2軒を回るうちにアルコールも十二分に回ったところで、ご一行様(K糸町に住むS女史を除く)は帰宅すべくK糸町駅へ。

そこで営業担当の佐藤靖男部長が総武快速線のホームで電車を待っていた(五反田住まいの佐藤部長は、本当なら総武線各駅で浅草橋乗り換えの都営浅草線を使うのが正解でした)ところ、酔っぱらった20代(と思われる)若い男性が近くを通り過ぎたと思った直後、「ドスン」という鈍い音とともに何と線路に転落してしまったそうなんです。

 何という正義感

ここで佐藤部長は「義を見てなさざるは勇なきなり」とばかりに、電車が来ないこととホーム下に避難スペースがあることを確認するや即座に線路に降り、若者を抱き上げ、ホーム上の他の客の助けも受けながら無事ホームに上げることに成功。ただし、今度は自分がホームに上がるのに自力ではできず助けを借りたというオチも付いたそうですが…。

自らの身の危険も顧みず、死の危険と隣り合わせた人を救出する−。何という正義感でしょうか。決して「自分も酔っぱらっていて危険な状況を理解できていなかったんじゃないの?」といった冷めた見方はしないでください。そうなんです。陸奥新報社の社員は皆、新聞人として正義感の塊なんです(ってガ)。

 上司としては…

佐藤部長の行為は人命救助で、人間として放ってはおけない切迫した状況で「とにかぐ助けねばまいね」と、とっさに取った人道的な行動であり、称賛に値するものだった半面、以前に同じような勇気ある行動に出て自ら犠牲になった韓国人の例もあり、上司としてはあまり勧められない面がある行いだったのも事実です。

22日に東京消防庁本所消防署から感謝状を受け、丁重に謝意を示してもらった佐藤部長ですが、木暮秀嗣所長らからやはり「こうしたケースではホームの非常停止ボタンを押すか、速やかに駅員に連絡するのが最善の方法ではある」と言われたそうな…。ともあれ今後、佐藤部長に会ったら「人命救助の佐藤君」と声を掛けてあげてください。



 それに比べて…

佐藤部長の尊い行いに比べれば、ここに書くのもおこがましいのですが、実はDandy?も8月3日、K糸町に向かう途中、浅草橋駅の上りエスカレーターで前に乗っていた1歳半ぐらいの女の子が上り切る寸前で転んだのを瞬時に抱え起こしたんですよ。へたをしたら指や膝を挟まれたり、巻き込まれる危険もあったわけで、母親には大変感謝されました。めったに良い行いをしない? Dandy?にすればこれも立派な善行と思うようにします。





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