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2019.3.5
「ねぶた」「パリ」画題に  青山 林さん(青森出身)個展
 
       

ハネトを題材にした50号の大作と林さん
 青森市出身の洋画家林ひろ美さん(東京都港区在住)の個展が6日まで、同区北青山のギャラリーコンセプ21で開かれている。

 林さんは古里の「ねぶた」、家族で渡仏した「パリ」をテーマに取り組んでいる。今回は油絵38点、水彩画20点を展示している。

 2年前に取材で訪れたパリを題材とした作品は、名所や街並み、カフェでくつろぐ女性を明るい色使いと華やかな雰囲気で描いている。

 ねぶたでは、林さんが好んで使うピンクを基調に、輪になって踊るハネトを描いた50号の大作が目を引く。ねぶたが題材の作品は、構図やハネトの躍動感を表現することが難しいため「いろいろ考えて描けなくなることもある」と林さん。「絵を見て本物のねぶたを見たいと思ってくれたらうれしい」と話した。