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2019.2.19
吉崎、小林さんに名取  津軽民舞踊  尾原家会が新年会
 
       
会場内を盛り上げた社中一同の踊り

家元(中央)から名取を受けた
万汰櫻さん(右)と万乃華さん
 津軽民舞踊尾原家流宗家の尾原家会(吉崎治会長)の新年会が17日、会員ら約120人が出席して東京都内で開かれた。津軽民謡と手踊り、津軽三味線―と華やかな舞台が繰り広げられた。

 宗家の尾原家万次郎女家元は「首都圏で、古里の鶴田町や地方においても、会員全員で頑張っていく」とあいさつ。
吉崎美保子さん(五所川原市出身)に尾原家万汰櫻(まんたおう)、小林育美さん(同)に尾原家万乃華(まんのはな)の名取を授与した。

 同会鶴田支部長を務める中野?司・前鶴田町長は、初代宗家の故尾原家万次郎さんとの思い出を交えて祝辞を述べ、津軽三味線名人位・澤田勝秋さんの音頭で乾杯した。

 会員らによる津軽あいや節や津軽じょんから節などが次々と演じられ、会場が津軽一色に染まる中で澤田さんや民謡歌手の山本謙司さんら大御所も花を添えた。

 最後に家元が津軽よされ節を踊り得意のたすき早掛けを披露すると、出席者から大きな拍手と歓声が送られた。