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2018.12.9
津軽塗り実演など注目 東京ミッドタウンで弘前展  物産約50種を販売
 
       
小林さん(左)の研ぎ出しの実演を興味深そうに見学する
買い物客ら
 津軽塗などの工芸品やリンゴ加工品、日本酒といった弘前市の物産を集めた「弘前展」が東京ミッドタウン(東京都港区)で開かれており、津軽塗の実演などが注目を集めている。

 今回が初めてとなる同展は、弘前市とBUYひろさき推進本部が共催。
全国の工芸品などを扱っている「THE COVER NIPPON」(ジカバー・ニッポン)の協力で、店舗内の一角に今月30日までコーナーを設け、全国・国際コンクールなどで受賞した11社の物産約50種を販売する。

 7日は津軽塗職人の小林正知さんが重箱の研ぎ出しを実演。買い物客らが珍しそうに作業を見学していた。
同日夜には小林さんをはじめ津軽打刃物やこぎん刺しなどの若手作家によるトークイベントも行われた。

 ジカバー・ニッポンの新村竜也店長は「全国の工芸品の産地を回り、担い手不足などを危惧しており、産地活性化に協力している」とし、「作り手が買い手と直接やり取りすることで、より良い製品づくりに生かしてもらえれば」と話した。