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2018.10.21
県外初陣 折り畳み大型ねぷた 両国「北斎祭り」
 
       
県外に初出陣した折り畳み式大型ねぷた(左は北斎美術館)
 東京都墨田区・両国で20日、「北斎祭り」が行われ、弘前市が制作した折り畳み式の大型扇ねぷたが出陣した。
高さ約8bの折り畳み式が県外で運行されるのは初めて。
迫力ある極彩色の大型ねぷたが練り歩き、囃子(はやし)の音色と「ヤーヤドー」の掛け声が街に響くと、沿道の住民から盛んに拍手が送られた。

 運行には弘前市職員とねぷた運行団体協議会の約80人に加え、首都圏在住の同市出身者、地区住民らが数多く参加。櫻田宏市長は「念願がかない、スカイツリーも望めるコースでねぷたを運行し、弘前をPRできる」と喜んでいた。

 祭り会場の一つ「すみだ北斎美術館」のある緑町公園は、江戸時代に津軽家屋敷があったほか、葛飾北斎が同屋敷で絵を描いた縁の深い場所。弘前市は昨年からねぷたを運行している。