首都圏TOPIX 前の記事 もくじ 次の記事

2018.4.24
こぎん刺しで岩木山を表現  大鰐出身貴田さん 現代工芸展に出展
 
       
岩木山をテーマにした大作を出展した貴田さん
 第57回日本現代工芸美術展が東京・上野の都美術館で開かれ、こぎん刺し作家の貴田洋子さん(大鰐町出身、埼玉県在住)が、岩木山を初めてテーマに取り上げた大作を出展、注目を集めた。

 「岩木山・白い冬の飛翔」と名付けた縦160a、横135aの作品は、刺した裏地で岩木山を表現。稜線(りょうせん)や雪渓にもこだわった。

 貴田さんは「これまでも自然をテーマに制作してきたが、岩木山こそ津軽の自然のシンボル。やっと取り組むことができた」とし、「山の角度や季節の移り変わりなど、まだまだ工夫していきたい」と意欲を語った。