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2017.11.23
洋画で秋山さん(弘前)入選 日展 書は細川さん(黒石)ら初
 
       
貴田洋子さんの作品「津軽古布・赫きの舞」
 国内最大級の公募美術展「改組 新 第4回日展」が、東京・六本木の国立新美術館で開かれている。津軽関係分では洋画で秋山範子さん(弘前市)が入選。書で細川琉晟さん(黒石市)、松木恵香さん(つがる市)が初入選した。会期は12月10日まで。

 日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門に1万1581点の応募があり、2225点が入選。準会員の石澤桐雨さん(青森市)の書「萬葉歌」など、無鑑査作品と合わせて約3000点が展示されている。

 秋山さんの作品「津軽・待春」は、雪景色がのぞく部屋の中に置かれた津軽塗の座卓、その上の下川原焼の鳩(はと)笛、手まりなどが温かみを伝え、津軽の春を待ちわびる思いを表現している。

 工芸美術部門の貴田洋子さん(大鰐町出身、埼玉県在住)は連続9回の入選。今回の作品「津軽古布・赫きの舞」は160a×135aの大作で、津軽こぎん刺しの繊細な美しさと力強さを併せ持った作品。

 ほかの本県関係入選者は次の通り。(敬称略)
 ▽日本画 對馬文夫(青森市)
 ▽洋画 張山田鶴子、三橋文彦、横山哲則(青森市)山下英夫(埼玉県)
 ▽彫刻 竹村松博(青森市)
 ▽書 浦郷綾子、菊池翠汀(青森市)三浦紫香(十和田市)西谷昇仙(平川市)