夢ひかりの品質をチェックする市場関係者＝３日、東京・大田市場 　つがる弘前農協の２０１７年産中生種リンゴ「ひろさきふじ」の初競りが３日、東京都の大田市場と大阪市中央卸売市場でそれぞれ行われた。 小玉が多かったものの食味の良さが高い評価を受け、１ケース（１０�`入り）当たりの最高値は最高ランク「特選」（２８玉）が東京で昨年と同じ３０万円、大阪も昨年と同額の５０万円だった。 　今年もひろさきふじの中から選ばれた糖度１３度以上のブランド「夢ひかり」が上場。 東京は特選など４等級の計６４５ケース、大阪は計９５０ケースが競りにかけられた。 　１ケース当たりの平均値は東京が４４９０円、大阪は４７６５円だった。 　大田市場を訪れた同農協の天内正博代表理事常務は「心配された台風被害も少なく良品が出荷できた」とし、對馬郁夫りんご部長は「最高値が昨年と同額となったのは市場の期待の表れであり最高のスタート」と語った。