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2017.9.4
故郷の魅力を再認識 Uターン促進交流会 「青森に移住しNight」 
                「津軽地方」テーマ 経験者らがトーク
 
       
 県主催のUターン促進交流会「青森に移住しNight〜津軽編〜」が2日、東京・西新橋の現代青森料理とワインの店「ボワヴェール」(川口かずのりオーナーシェフ)で開かれた。Uターン者らによるトークライブが催されたほか、郷土料理が提供され、参加した本県出身者ら20人は故郷の魅力を再認識した。 

郷土料理を堪能する参加者たち
 このイベントは首都圏に住む本県出身者のUターンを促すもので、今年度は初開催。
県内各地のUターンに関する情報を毎回発信しており、今回は津軽地方をテーマにした。

 トークライブでは、山梨県出身の依田啓夢さん(22)がIターンの経験を紹介。本県内の大学を卒業して今別町に移住した思いや同町の魅力を語る一方、「人口減少、高齢化が著しい」と課題についても触れた。

 また、旧市浦村出身で10代から起業を目指していた村元祐輝さん(27)は県外に就職後、両親の病気をきっかけにUターンして会社を設立した経緯などを話し、「大手企業が地方に進出するのには可能性があるからだ」と訴えた。

 その後の交流会では、旧市浦村を元気にしようと活動する団体「なんでもかだるべし〜うら」の“カッチャ”4人が、十三湖産シジミをふんだんに使った郷土料理を提供し、参加者からは「懐かしい」「おいしい」といった声が飛び交った。

 県担当者は「イベントを楽しみながら、一人でも多くの人にUターンを考えてほしい」と話した。