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2016.6.12
生産拡大へ国支援を 市長ら「地方創世のけん引事例」 石破担当相に協力要請
 
       
 中泊町小泊地区で水揚げされたウスメバルを販売するイベントが11日、首都圏で始まった。店頭に立った小泊漁業協同組合と町の関係者が旬(6〜8月)を迎えた自慢のウスメバルを買い物客にアピール、県内で好評を得ているご当地グルメ「中泊メバル膳」を紹介した。イベントは12日まで。

買い物客に新鮮なウスメバルをPRする
成田組合長(右奥)=11日、東京・荻窪
  同地区のウスメバルは県内一の水揚げ量を誇り、高級ブランド「津軽海峡メバル」として首都圏や関西で高値で取引されている。

 イベントは北海道新幹線開業で地元への誘客が期待できるこの時期に、ウスメバルを一般消費者にもPRしようと企画。「津軽海峡メバルフェア」と銘打ち、都内の生鮮魚介類販売会社「東信水産」の首都圏32店舗で開催している。

 このうち、東京・荻窪の荻窪総本店では、同漁協の成田直人組合長らがウスメバルの新鮮さなどを積極的に説明し、来店客に刺し身などを試食してもらった。

 売り場には、ろうで作った「中泊メバル膳」のサンプルも置かれ、町の職員が盛んにアピールした。

 成田組合長は来店客の反応を見ながら「小泊のウスメバルはこれまで主に割烹(かっぽう)や料亭向けだったが、一般にもニーズがある」と手応えを感じていた。

 来店客からは「ウスメバルは煮付けにして食べる印象が強かったが、刺し身もコリコリしておいしい」といった声が聞かれた。